昨日、「上越整形外科医会」がありました。 コロナ禍の中、Webでの講演会が多かったのですが、今回は実際に講師の先生を囲んでの開催。
『高齢者における橈骨遠位端骨折の特徴と問題点』 ~
様々な研究内容の紹介がありました。
この骨折の発症率は人口10万人あたり年間143人。上越市・妙高市だと、年に300人弱くらいでしょうか?
当院でも常に数人の患者さんを治療しています。
この患者さん達の検査をすると、骨密度が低いことと、体内のビタミンDが低いことが特徴だそうです。
ビタミンDが低いと、転倒のリスクが増します。
骨折後に再度転倒して大腿骨骨折<寝たきり・認知症に直結!>など起こさないようにするには、ビタミンDの補充や下肢筋力の訓練をすることが重要です。
骨粗しょう症治療薬もどんどん進歩しており、骨折の無い健康な地域づくりに貢献していきたいと思います。